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【教育学部】10月の教育実習に向けて模擬授業

2023.06.20

子ども学科

名古屋芸術大学 教育学部の3年生は、ある専門演習で、10月に行われる小学校での教育実習に向けて、1人ずつ模擬授業を行いながら、児童の前で実際の授業展開に必要なスキルを磨いています。

この専門演習では、様々な教科指導法に基づいた授業指導案を作成し、ゼミの仲間を児童役とし見立てて、特に ①教材の準備 ②発声 ③目配り ④教材提示のタイミング ⑤板書 などが適切かどうかを評価し合い、感想を伝え合いました。また、指導教員からもアドバイスを受けました。

学生たちは、「声がよく通っている」「板書の字が丁寧で良い」「机間を巡視する姿勢が良い」といった評価を受ける一方で、「数直線で仮分数と帯分数の表記が同じなので、帯分数にする意味が分からない」「紙テープを折ってしまったら分数の大きさが分からなくなる」といった指摘も受けました。
また、「子どもたちの回答をただ正解として終わらせず、なぜそれが正解なのか、なぜ足し算になるのか、なぜ仮分数を帯分数に変えるのかを教師が解説することが重要」という指摘もありました。

こうした経験を通じて、実際に授業を展開してみることの重要性や、他の学生の授業から自分自身の授業への教訓を見つけることの重要性を学びました。教育実習に入る前に「授業展開力」を身につけることの大切さを実感しています。