お知らせ

4月13日更新(重要なお知らせ)新型コロナウイルス対応方針

2020.04.22

トピックス

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新型コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」への対応及び危機対策本部の設置について
名古屋芸術大学 学長 竹本 義明

新型コロナウイルス感染症拡大にあたり、4月7日に安倍総理が改正新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言を
また、4月10日に大村愛知県知事が「愛知県緊急事態宣言」を発出しました。
これらの「緊急事態宣言」の発出を受け、名古屋芸術大学の設置母体である学校法人名古屋自由学院では、新型コロナウイルス感染症が拡大している事態を学院全体として危機事象と捉え、4月10日、新型コロナウイルス感染症へ対応するために危機対策本部を設置し、大学機能の維持に努めるとともに、感染拡大防止と学生、教職員及び近隣住民の安全確保を第一優先とし、併せて国や自治体の要請に積極的に応えるため、緊急事態宣言で指定された5月6日までの期間において、次の対応策の実施を決定いたしました。

① 学生の登学禁止
② 東キャンパス、西キャンパスとも教育、研究施設の閉鎖
③ 学生の課外活動の禁止
④ 教員への自宅における研究及び授業準備の要請
⑤ 大学機能を維持するために最低限必要な職員の出勤とし、事務窓口は閉鎖
⑥ 関連事業者の入構禁止

教育研究機関である大学が、一時的とはいえ、教育活動を休止し、施設を閉鎖しなければならないという事態は、開学以来の危機であり、まさに苦渋の決断でありました。しかし、学生、教職員の健康を確保するとともに、公共財としての大学においては、社会的な価値を保つためにも、このような決断が適切であると判断しました。
これに伴い、2020年度前期の授業開始を再度延期し、現在のところ「緊急事態宣言」が解除される予定の5月7日からオリエンテーションを、5月13日から授業を開始することといたしました。

これまでも入学式の中止や授業開始の延期等、度重なる変更をお願いしておりますが、学生、保護者、教職員の皆様のご理解、ご協力のおかげで大きな混乱を招くことなく、感謝している次第です。今後とも、なお一層のご理解、ご協力をお願いいたします。
名古屋自由学院、そして名古屋芸術大学の建学の精神は、「至誠奉仕」です。これは、「人間性の不断の陶冶」という謙虚な姿勢を持ち、「豊かな感性」により獲得できる他人への思いやりや物事を見抜く力を得て、社会に貢献できる「想像力に富んだ人材」を育成する、という学院の教育理念を表した言葉です。
新型コロナウイルス感染症に立ち向かうために、名古屋芸術大学の学生、教職員に求められているのは、この「至誠奉仕」の精神ではないでしょうか。
「豊かな感性」により獲得できる他人への思いやりや物事を見抜く力から、自分の健康を守るだけでなく、他人への感染を防ぐために、「人間性の不断の陶冶」という謙虚な姿勢において節度ある行動をとり、社会に貢献できる「想像力に富んだ人材」となることによって、感染症拡大を抑制し、大学、そして社会を正常な状態に戻すことができます。そのためにも、建学の精神に立ち返ることが必要であると考えます。
本学の学生、教職員が持つ名古屋芸術大学の力、「ゲイジュツのちから」が、今まさに試されています。
新型コロナウイルス感染拡大の状況により、更に授業日程を変更する可能性もあります。この難局を乗り越えるためには、大学執行部の力だけでは到底、及びません。学生、保護者、教職員、その他、本学に関係する皆が一致団結し「オール名芸」とならなければ乗り越えられません。皆様方には、たいへんなご不便、ご無理を強いることとなりますが、大学、そして社会を正常な状態に戻すために引き続きご協力を賜りますようお願い申しあげます。