お知らせ

【教育学部】小動物に親しめる幼児に育てられる保育士に

2023.05.23

子ども学科

幼少期に昆虫などの小動物に興味を持っていた学生は、今年度の事前アンケートで100%という圧倒的に多い割合でした。
しかし、現在は「見たり触ったりする機会が減った」「リアルに見えるようになって怖くなった」「感触が嫌に感じるようになった」などの理由から、「見るのも触るのも大丈夫」と言える学生は21%にまで落ち込んでいます。
また、14%の学生は「触るだけでなく見るのもダメ」と回答しています。

このような傾向は、保護者や保育士が昆虫などの小動物に対して嫌悪感や苦手意識を持っていることが原因かもしれません。
その結果、幼児が小動物と触れ合う機会が失われ、動物嫌いになってしまう可能性があります。
これは小学校以降の理科教育にも影響しかねません。

そこで、幼稚園教育要領や保育所保育指針では、「動植物」を題材にした保育活動を推奨しています。
私たちは毎年、「保育内容演習環境」の授業で、研究室で飼育している小動物を教室に持ち込み、グループごとに回しながら、見るだけでもよい、可能なら触ってみようという実習活動を行っています。
今年も学生たちは悲鳴や歓声を上げながら、小動物に触れる体験を積みました。