【教育学部】苦手な生き物でも保育活動できるように
2025.05.30
子ども学科
保育士を目指す学生による小動物とのふれあい体験授業の後半では、「幼児が間近に苦手な虫を見せに来たらどうするか」「3歳児が水にアリを浮かばせてしまったらどうするか」「大切に飼っていた小動物が死んでしまい、泣きじゃくる5歳児がいたらどうするか」といった、実際の保育現場で起こりうる場面を想定しながら、保育士としてどう対応すべきかをグループで考え合いました。
翌週の授業の冒頭では、各グループの考えをまとめた「保育内容演習環境(HK)通信」第3号をリレー形式で読み上げ、自分が苦手とする小動物が保育の場に持ち込まれた場合でも、動揺せずに子どもたちの「見せたい」「飼いたい」という気持ちを受け止める姿勢について、互いに学び合いました。
さらに、動物に直接触れることが苦手な場合でも、絵本などを通して「動物にふれあう」方法があることにも目を向けました。大学図書館に所蔵されている、動物を題材にした写真紙芝居や写真絵本、仕掛け絵本、動物の習性を楽しく物語化した絵本、さらには3歳未満児向けのマンガ調の絵本などが紹介され、グループで回し読みしながら、実習で活用できる絵本に実際に触れる機会を持ちました。
また、絵本の活用に関する学びとして、本学で開講されている「絵本士講座」の受講もあわせて紹介されました。