【教育学部】教育実習に向けて授業経験を積む
2025.07.07
子ども学科
小学校教員志望の教育学部3年生は、各科目の指導法の中で「学習指導案作成」及び「模擬授業」体験を積んでいます。しかし、人数の多い科目指導法の中では、グループで1授業を担当したり、短い時間で1人模擬授業することになってしまったりしがちです。そこで、少人数の専門演習の中で、じっくりと45分の授業展開を体験しようと、小学校教育国語・算数専攻コースでは、教育実習前の前期の間に1人3回ずつそれらを経験しておこうと、指導案作成➾検討➾授業実施➾検討を繰り返してきました。そして、少人数だからこそじっくり集団で教材研究したり、板書計画や授業で使う教具を準備したりして、それぞれの授業に挑んできました。
授業者役1人に対して、演習担当教員と他のゼミ生は児童役に回ります。そして、授業者の質問や指示に従って、実際に発言したりノートに書き込んだりして、学習活動を展開していきます。そして授業後に、展開・解説や指示が適切だったか、児童の立場でコメントし合っています。回を重ねるに従って、指示が的確になったり展開がスムーズになってきたりしてきたものの、板書する字の書き順が違っていたり、授業者が予想していなかった質問をされて戸惑ったりもして、よりきめ細かな準備の必要を感じ取ってきています。
一つひとつの経験が、確かな実践力につながっていくことが期待されます。