デザイン領域
地元、北名古屋で数珠を専門に製造販売するの翔龍念珠堂とコラボレーションし、お店のロゴマーク、包装紙、名刺、商品説明書、数珠を入れる布ケースといった商品、さらにお店のウェブサイトを提案、採用され使っていただいています。このプロジェクトは、デザイン領域の学生が履修することのできるデザインプロデュースという講義の一環で、さまざまなコースの学生が履修し、それぞれが得意とする分野で力を発揮し、ご協力いただいた翔龍念珠堂にも大いに評価していただきました。
担当教員
テキスタイルデザインコース 扇千花 教授
メタル&ジュエリーデザインコース 米山和子 准教授
北名古屋市のクラフト特産品を企画して制作するということを考え、デザインプロデュースの講座を組みました。どんなことが提案できるか、学生たちにアイデアを募集したところ、翔龍念珠堂のショップがビジュアルデザインの面で改良の余地があることに気が付きました。商品もディスプレイもお店のインテリアも素晴らしいのですが、雰囲気に合わない名刺だったり、商品説明書だったりしたわけです。学生たちもそうしたことに気が付き、このような提案をすることになりました。
今回、領域、学年を超えて協働できたことが非常によかったと思います。100以上のアイデアがあったのですが、そこを上手く取りまとめてくれたのはライフデザインコースの学生でしたし、先方に提案する場合のプレゼンはビジュアルデザインコースの学生がとても上手くやってくれました。ものづくりは、メタルとテキスタイルの工房で行いました。商品化できなかったものもありますが、それぞれがとてもよい動きをしてくれました。いろいろなコースの学生が集まると、自分の想定以外のところに話が展開していきます。そのことが教員2人にとっても大きな驚きでした。
渡邊ロゴマークとそれを使った包装紙と名刺を作りました。どのようなものが好まれるのかわからなくて、女性的、男性的、中性的なものの3種類を提案しました。迷われていたようですが、どういったお店にしたいかというアイデンティティーについてより深く考えていただいたようで、そういう意味でもよかったなと思います。
新美イラストレーションコースは、普段、自分の手でものを作ることをしないので、そういうコースの人と交流が持てたことがよかったです。実際に形になるとすごくうれしくて、専門の人やお店の方と話すこと、反応があることなど、すごく新鮮な経験をしました。
川瀬今回、説明書のサンプルを何パターンか作りました。イラストレーションコースの授業の中では、作ったものに対して相手の反応を見て試行錯誤していくという工程がなかったので、そのことがすごく勉強になりました。先方が求めるクオリティがどんなものなのか話し合うことがとても貴重な体験でした。
神田もともと私は切り絵が好きで、授業で切り絵を型紙に使ったステンシルという技法を教えていただき、数珠袋を提案しました。お店で販売していただくことになり、切り絵の作品も置いていただけることになりました。学外の方に知っていただけることが本当にありがたいなと思いました。これを機に、切り絵作家になると決心しました。
コンフォートホテル
ららぽーと名古屋みなとアクスル 蔦屋書店
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サカエチカ
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