卒業・修了制作展 優秀賞
北名古屋市教育委員会賞
画荘ヴィーナス賞
名古屋芸術大学美術・デザイン同窓会賞
イラストレーションコース
岩畑杏実
洋画コース
堀出奏月
メディアコミュニケーションデザインコース
伊藤怜奈
現代アートコース
村上可威
コミュニケーションアートコース
岩田彩花
岩畑さんがこれまで描いてきた女性像と書道は、どちらにも「美しい形」や「お手本」が存在する世界です。「綺麗な形をなぞるように描けば評価されると思っていた」と語り、これまではそうした基準を意識しながら制作してきました。しかし本作では、その価値観を見つめ直すために木版画という技法を選びました。線や文字は、彫る工程によって崩れ、刷ることで反転します。整った形を保とうとしてきた表現が、かすれや歪みを伴った画面へと変化していきます。
作品タイトル「真面目の所在」には、他者から向けられる評価に誠実でありたいという思いと、自分自身の意志を持って表現したいという思いの間で揺れる自身の姿が込められています。刷り上がった作品と彫られた版を対比させて展示することで、これまでの自分と、そこからはみ出そうとする新しい自分の両方を可視化しました。