芸術学部 芸術学科 美術領域

コミュニケーションアートコース

アートの力で人をつなぎ、社会をもっと幸せにする

 アートの力で人と人を結び、社会のニーズに応える「ものづくり」ができるクリエイターを育てるコースです。彫刻、立体造形、フィギュア、人形制作、版画、平面など多様な表現を学びながら、造形力と創造力を身につけます。自分の持つアートの可能性を発見し、社会をより豊かにすることができるプロのクリエイターを目指します。

松岡徹准教授

 自己を表現するというのが作家ととらえられていますが、自分の持っている技術や感性を社会のために役立てたいと考えるシーンは多く、そう考えて創作する作家もたくさんいます。これまで接してきた学生にも、自分が学んできた能力を社会で発揮して活躍したいと考える人がたくさんいました。これまでの美術教育は、作家である先生が作家志向のある学生を教えるというスタイルで、作家としての仕事をするためのものでしたが、もっとストレートに社会とつながり、作品で世の中を良くしたいというようなことを学べる場があってもいいのではないかと考えています。コースの特徴としては、立体を学ぶことができるということもあります。比率でいえば、立体7、平面3といったカリキュラムになります。社会の役に立つという観点では、デザイン領域でも同じような考え方が広がっていますが、デザインでは紙媒体を担うことが中心です。立体はデザインではなくアートが担う領域で、アートの仕事が実は世の中にたくさんあります。そうしたニーズに応えられるクリエイターを育成するコースです。