芸術学部 芸術学科 美術領域

工芸コース

「素材」を生かし自分と世界がつながる方法を探る

 制作過程で表情が変化する陶芸やガラスという素材と向き合いながら、独自の表現世界へと導きます。どのように思いや考えを実現すべきか綿密な対話を重ねて、デジタル化の進む現代においても手でつくることの意味を問い続けながら自己表現を追求し、世界とつながる方法を見つけます。

松岡徹准教授

 もっとも重要なことは、クラフト系であるメタル&ジュエリーデザインコース、テキスタイルデザインコースと連携しながら進めていけることだと思います。陶芸とガラス、メタル、テキスタイルも、作家性とデザイン性という2つの要素が両輪のように存在する分野といえます。クラフトと工芸の両方を学び共同で提案することや、アート的な思考で展覧会などにもつながればと期待しています。教員同士で話し合いも進んでいるようで、領域を横断するような刺激的な動きが出てくるだろうと楽しみにしています。美術領域の学生、デザイン領域の学生がそれぞれのファンデーションで基礎を学んでからになるので、ベースになる考え方が異なる学生が混ざり合い協働することで、これまで以上に自由な発想のものが出てくるのではないかと思っています。