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2024年11月30日(土) RHYMESTER宇多丸氏による特別講演開催のお知らせ

2024.11.30~2024.11.30

公開講座

名古屋芸術大学 芸術教養領域特別客員教授であるRHYMESTERの宇多丸氏が、11月30日(土)に講演を行います。
講演会への参加をご希望の方は、芸術教養領域のメール宛(nua_la@nua.ac.jp)に、以下の内容でお申し込みください。

  • 件名:「11/30公開講座申込」
  • 本文:「お名前」と「連絡先お電話番号」

なお、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

◆日時   2024年11月30日(土) 14:30ー18:30 (14:30開場)
◆場所   名古屋芸術大学東キャンパス 1号館7階 701
◆入場料  無料
◆定員   30名(定員になり次第、募集停止)

リベラルアーツx「日本語ラップ」を開拓する

芸術大学におけるリベラルアーツ(教養)とは何でしょうか。リベラルアーツは、古代においては奴隷ではない自由な市民の学芸であり、時代によってその意味は変わってきました。日本ではあまり意識されていませんが、音楽・美術などの芸術はリベラルアーツの重要な一部で、人間の生活には欠かす事ができません。その思いから、今から7年前の

2017 年に名古屋芸術大学に芸術教養領域が創設されました。芸術教養領域では、今日のリベラルアーツをあらためて問うべく、「リベラルアーツ xX」(リベラルアーツかけるエックス)と題した公開講座を毎年開催しています。教養と何か(X)をつなぐ、教養を何かで読み解く、あるいは何かを持って教養に切り込む、そんな試みです。

第 16回は宇多丸さんを芸術教養領域特別客員教授としてお招きします。宇多丸さんは大学在学中、まだ海の物とも山の物とも分からない日本語ラップに可能性を感じ、その道をいくことを選びました。日本語ラップを広め、メジャーに押し上げ、「自分の居場所は自分で作る」ことを続けてきたのです。メジャーになった日本語ラップの世界が「固まりすぎる」のを崩すため、ラジオパーソナリティ、映画批評、アイドル評論など、異なるジャンルからの視座を取り込み続ける宇多丸さんのバランス感覚にも魅了されます。多くの人が見過ごしてしまうようなものに価値を見出し、育てる力。

自らが育てた分野がシステム化されすぎ、ルーティン化・硬直化してしまうリスクを感じる力。リスクを恐れるのではなく、他ジャンルからの「是正」の力を取り入れて前へ進んでいく力。宇多丸さんの視点・態度・考え方は、芸術教養

領域が目指す、何者にもなれる、柔軟に未来に挑んでいける人物像と重なります。宇多丸さんの生の言葉を聞き、不透明な未来に進んでいく力を感じていただければ望外の喜びです。