国際交流・留学
世界で学び、未来を作る。
グローバルな夢への果てしなき挑戦を
名古屋芸術大学はサポートしています。
大学間の交流は、ヨーロッパやアメリカを中心にアジア・太平洋地域へと広がり、世界規模で活発になっています。このような状況の中で、本学はさまざまな大学と交流関係を持ち、芸術の世界で国際的に通用する人材育成のための環境が整いつつあります。国際交流センターの誕生と共に、このような動きは今後急速に高まっていきます。
国際交流センター
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1994年度に設置された本学国際交流センターは、本学学生の留学や外国人留学生の受け入れ、また今後さらなる国際交流関係発展の窓口として、その働きが期待されています。
留学生別科
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名古屋芸術大学留学生別科は、名古屋芸術大学への進学を希望する外国人留学生に対して、日本語・日本事情教育、芸術教育を行うことを目的として、2020年4月に開設されました。将来、芸術分野(音楽、舞台芸術、美術、デザイン、芸術教養)や子どもの教育分野で、母国と日本との懸け橋となる人物を輩出することをめざします。
留学生の受け入れ
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本学の外国人留学生は、年度によって差はありますが、常時20〜30名が在学しています。2018年度には、ブライトン大学・UCA芸術大学(共にイギリス)、ディジョン国立美術学校(フランス)、慶南大学校(韓国)からの交換留学生を受け入れています。
留学生の派遣
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グローバルな視野と国際的な感性を磨くために、本学では学生が海外で学ぶ機会を幅広く提供しています。現在はヨーロッパやアジア各国を中心に、ブライトン大学(イギリス)、ディジョン国立美術大学(フランス)、慶南大学校(韓国)などに留学生を派遣しています。学術交流協定の締結をした学校も年々増えると共に、一段と活発な交流が行われています。
ブライトン大学賞
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毎年開催されるブライトン大学(イギリス)と本校との共通イベント。卒業作品から秀作が選定され、受賞者には賞金が授与されます。
デンバー大学短期英語語学研修
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学術交流協定校であるデンバー大学(アメリカ)での約2週間の英語語学研修。同大学附属語学学校での授業を中心としながらも、デンバー大学の学生との交流、音楽学部施設の見学、附属幼稚園や小学校への訪問・交流等、学術交流協定を結んでいる本学だからこそ体験が出来る内容のものとなっています。全ての授業に出席し、修了することで、本学での語学科目(英語)の未修得単位を2単位認定。
交流演奏会・公開講座等
(音楽領域)
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音楽領域においては、本学の学生・教員と学術交流協定校の学生・教員との相互交流を深めるため、公開講座・特別講義等を開催するとともに、これらの協定校から学生・教員を迎え、または本学の学生・教員をこれらの協定校に派遣して交流演奏会を開催するとともに、協定校の教員を講師として招き、または本学の教員を協定校に派遣して公開講座・特別講義等を実施するなどの交流を行っています。
交換留学生作品展
(美術領域・デザイン領域)
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学術交流協定校から受け入れている交換留学生が留学期間中に作った作品を中心にして、前期の終わりと後期の終わりの2回にわたって、本学のギャラリーBE・beで、留学生作品展を行っています。受け入れている交換留学生にとって励みとなっており、また本学で学ぶ日本人学生との交流の場ともなっています。毎回、外国の学生ならではと思われる作品が展示され好評を博しています。
シテ・インターナショナル・デザール
パリ国際芸術都市「Cité Internationale des Arts(シテ・インターナショナル・デザール)」は、世界各国の芸術関係団体からの支援を受け、1995年にフランス政府とパリ市により建設された芸術家のための活動・研究滞在施設(アーティスト・レジデンス)です。
名古屋芸術大学は、在学生、卒業生、教員等の芸術文化交流、技芸の向上、国際的人材の育成の場となるよう、そのアトリエの1室の使用権を2060年まで所有しています。
ロケーションは、パリの中心部、シテ島、サン・ルイ島を臨むセーヌ川沿いに位置しており、周辺にはルーブル美術館やコンサートホール、オープンカフェが立ち並び、芸術家たちの憧れの地とされています。
※ 2024年度募集は締め切りました。
国際交流
充実した交換留学制度や語学研修制度、訪問教授による特別講義やレッスン、ワークショップ、国際的な共同研究などを通じて、ヨーロッパ、アメリカ、アジア・太平洋地域の大学と活発な学術研究交流が行われ、名古屋芸大の扉は常に世界へと開かれています。
TOPIC 01
優秀な卒業作品に授与されるブライトン大学賞
名古屋芸大と姉妹校提携を結んでいるイギリス・ブライトン大学との共通イベント。名古屋芸大からは「名古屋芸術大学賞」を贈り、相互の交流を深めています。美術・デザインを学んだ学生の卒業作品から秀作を選出し、優秀賞の学生には賞金を授与しています。
TOPIC 02
パリでアートを学ぶ人のための宿泊施設パリ・シテ・インターナショナル・デザール
ルーブル美術館、ピカソ美術館などが点在する芸術の街、パリの中心部に位置する「シテ・デザール」。アトリエ付きの芸術家専用長期滞在型の研究施設であり、名古屋芸大関係者は誰でも利用可能。コンサートホールやギャラリーも併設されています。
TOPIC 03
海外の学生の感性にふれられる作品展交換留学生作品展
文化の交流は新たな芸術を生むチカラ。毎年、アート&デザインセンターにて、留学中に制作した作品を中心に多数の作品を展示する交換留学生作品展を開催。日本人学生との交流の場としても、海外の学生ならではの感性にふれる機会としても活用されています。
名古屋芸大とつながる11か国19大学
音楽、美術の本場ヨーロッパを中心に11か国19大学と提携。
芸術を通した国際交流でお互いを高め合う良好な関係を各校と築いています。
協定校 | 国・地域 |
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デンバー大学ラモント音楽院 Lamont School of Music, University of Denver |
アメリカ |
パリ・エコール・ノルマル音楽院 École Normale de Musique de Paris |
フランス |
ディジョン国立高等美術学校 École Nationale Supérieure d' Art de Dijon | |
サンテティエンヌ高等芸術学校 Saint-Etienne Higher School of Art and Design | |
ブライトン大学 University of Brighton |
イギリス |
ファルマス大学音楽舞台芸術アカデミー音楽部門 Academy of Music and Theatre Arts - AMATA- Music, Falmouth University | |
UCA芸術大学 University for the Creative Arts | |
ミラノ新美術学院 Nuova Accademia di Belle Arti |
イタリア |
ブレーメン芸術大学 HFK Bremen |
ドイツ |
デトモルト音楽大学 Detmold University of Music | |
ラ・カンブル国立高等芸術学校(ENSAV) École Nationale Supérieure des Arts Visuels de La Cambre |
ベルギー |
ハジェテペ大学 Hacettepe Üniversitesi |
トルコ |
慶南大學校 Kyungnam University |
韓国 |
弘益大学 Hongik University | |
中央美術学院(中央美术学院) Central Academy of Fine Arts |
中国 |
浙江工商大学 Zhejiang Gongshang University | |
シーナカリンウィロート大学 Srinakharinwirot University |
タイ |
モンクット王工科大学ラートクラバン校 King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang | |
マラ工科大学 MARA University of Technology |
マレーシア |
2023年4月現在
デンバー大学ラモント音楽院
Lamont School of Music,University of Denver
アメリカ・コロラド州の都市デンバーにあり、創立150年以上の歴史を持つ音楽学校。名古屋芸大オーケストラによるデンバー交流演奏会以来、教員・学生の交流を行っています。
パリ・エコール・ノルマル音楽院
École Normale de Musique de Paris
フランス・パリの中心地にあり1919年にアルフレッド・コルトーらにより設立。世界的に著名な音楽家を多く輩出した国際的な音楽院です。音楽領域鍵盤楽器コース(ピアノ)では、本学に在学しながら、同音楽院のディプロマを取得できる制度があります。
「UMAP(University Mobility in Asia and Pacific)」
アジア太平洋大学交流機構との提携について
本学はUMAPの多国間学生交流プログラムに参加し、アジア太平洋域の大学と学生交流プログラムを実施しています。本プログラムを通じて、学生は大学間学術交流協定大学以外の国や機関に留学することが可能です。
留学経験者の声
ブライトン大学(イギリス)
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金 里珉 Kim Rimin
美術領域
洋画コース
愛知県立旭丘高等学校
自分の考えに、自信を持って向き合えるようになった。
制作に対する目標や意思が常に漠然としていて、それらを真剣に見つめなおしたく、留学を決意しました。ブライトン大学の先生や学生たちの「個人を尊重し、認めて理解する」姿勢は、人との関わり方や作品創作への向き合い方を真剣に見つめなおすきっかけになりました。制作の合間には構内のカフェや近くの海で息抜きをしたり、また週末にはロンドンでギャラリーを巡って様々な作品や展示を鑑賞するなど、多くの刺激を受けることができました。帰国後は、軸をぶらすことなく自分の考えに自信をもって制作を進められるようになり、現地で学んだことが大きく活かされていると感じています。
UCA芸術大学大学院(イギリス)
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水野 真由
Mayu Mizunoデザイン学部
ヴィジュアルデザインコース卒業
愛知県立瑞陵高等学校
交換留学に思いきって挑戦した先に、自分の可能性を広げる今がある。
私は学部時代に、デザインの本場で学んでみたいと思い、イギリスのブライトン大学に交換留学をしました。当時は英語力も足りず、自分のデザインを裏付けるバックグラウンドやプレゼン力も圧倒的に足らないと実感したため、再度しっかりと学び直したいという思いから、卒業後はロンドンのUCA芸術大学大学院に進学しました。大学院ではグラフィックデザインを専攻し、プロセスが重視され、しっかり理論的に考えて作品を制作することが求められる雰囲気が、自分には合っていると思います。学部時代の留学の経験は、自分の人生において大きな分岐点となったため、最初は漠然とした憧れでも、ぜひ挑戦してほしいと思います。
ベルリン芸術大学(ドイツ)
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鈴木 礼人
Reito Suzuki音楽学部
音楽総合コース卒業
名古屋市立北高等学校
志の高い現地学生に刺激を受けながら、自分の五感で世界の広さ、多様さを体感。
幼い頃から海外に興味を持っていました。大学では音楽領域で録音を専攻しており、トーンマイスターの国家資格があるドイツの教育を経験してみたいと考え留学しました。ドイツは外からの人間にも比較的ウェルカムで、現地の学生の士気も高く、個人の専門性が高い印象を受けました。留学中はアルバイトや語学学校に通いながら大学の講義を聴講し、また知人のレコーディングエンジニアに現場に参加させてもらったり、月に一度は他の国に旅行して計6か国を訪問したりしました。良いことも悪いことも行動しなければ始まらないので、自分にとって必要なことは何かを考え、行動に移すことが大切だと感じています。
名古屋芸術大学(日本)
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クォン ジョイスリン
Kwong Joycelynデザイン領域
ヴィジュアルデザインコース
Temasek Polytechnic(シンガポール)
名古屋芸術大学で広げた視野を今後に生かして、自分の個性が光るデザインを追求したい。
日本への留学のきっかけは、クリエイティブの世界で知識と経験を広げ、自分自身のスキルを向上させたいと考えたからです。名古屋芸大のキャンパスは非常に開放的で日光も多く快適で、ポジティブな人間関係を築きやすい空間だと感じました。私の専攻はグラフィックデザインですが、他コースの授業も選択できたので、絵本の制作や陶芸、リトグラフ、プランニングなど、様々な内容を学ぶことができました。違う国の教育を経験することは私の視野を広げ、自分にとって大きなメリットになったと実感しています。また留学の前には、必ず目標を持って、積極的な考え方によって行動することが非常に重要だと思います。
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