教員紹介

萩原 周(はぎはら まこと)

  • 萩原 周

所属

  • 芸術学部 芸術学科 デザイン領域 ライフスタイルデザインコース

職位/役職

教授/副学長/芸術学部長/技術センター長

略歴

1962 奈良県生まれ
1985 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科卒業(芸術学士)
1986−91 武蔵野美術大学 造形学部 専任助手
1991−93 ドイツ学術交流会(DAAD)給付留学(ハノーファー大学建築学科工業デザイン研究所/研究内容:広場を中心とした公共空間の調査と研究
1994−96 非常勤講師(東海大学、和光大学、武蔵野美術大学[特別講師]、名古屋芸術大学、愛知文教女子短期大学など)
1996−2000 愛知文教女子短期大学デザイン美術科 講師
2000 名古屋芸術大学美術学部 講師
2006 名古屋芸術大学デザイン学部 准教授
2015− 名古屋芸術大学デザイン学部 教授
2016−23 名古屋芸術大学 学長補佐 
2017− 名古屋芸術大学 芸術学部長
2024− 名古屋芸術大学 副学長  
現在に至る

【社会活動】
豊田市景観審議会委員 (2013−)
北名古屋市都市計画審議会委員 (2017−)
岐阜市屋外広告物審議会委員(2023−)
名古屋矯正管区作業製品開発コンクール審査員(2022−)

研究活動

【専門分野】
基礎デザイン学(デザイン教育、デザイン理論)、公共空間論

【研究課題】
・国内外におけるデザインファンデーション教育の実態調査・検証、及びその将来的展望に関する研究(2012-2014)
・(仮称)野良デザイン研究/現代のデザイン思考や方法論、規範等の中に見る、自然、古典、宗教、民間の日常文化的なるものとの符合に関する調査と研究(2025−)

【所属学会】
日本デザイン学会
基礎デザイン学会
野外活動研究会

授業科目

学部:
レビューⅡ
デザイン実技Ⅱ-1
デザイン実技Ⅲ-3
レビューⅢ
デザイン実技Ⅳ
卒業制作(美・デ)

その他①

「ライフスタイルデザインコース」から全ての方々へのメッセージ

「デザインは分けられない!」

ライフスタイルデザインコース(以下LS)は、最終的なアウトプットの形式をあえて明確にしないコースです。
その理由は、「デザイン(行為・思考・表現)は、この世界の中では分けて捉えることができない、あるいは関係性の中でしか捉えることができない」と考えるからです。

私たちの身の回りにある、デザインがその企画や設計、造形にかかわる可能性のあるモノ・コトは、日常の生活世界に在る限り、決して単独で在ることはできず、他のさまざまな事物との関係性を取り持ちながら存在します。
その関係性のひとつひとつにできるだけ丁寧なまなざしを向け、事実を探察・理解することからデザインの思考過程がはじまると考えています。
こうして浮かび上がってくる疑問や課題に対しては、それをまったく解消すべきなのか、部分的にかたちを変えるべきなのか、何かと入れ替えるべきなのか、あるいはそのままのかたちで生成する意味のみを変えるべきなのか、元のある時点まで状態を戻すべきなのか、、、など今と未来を見据えた選択肢も多様です。

一旦社会に出てしまうと、「デザインする」と一口に言っても、専門分野は無数に細分化され「〇〇の専門家」といった立場が要求されることも少なくありません。
ですから私たちLSは、大学での教育研究という開かれた学びの場の特典を最大限に活かして、あえて特定のアウトプットのかたちを持たず、「良い方向に向かうためには何が最適なのか」について、勇気をもって視野を広げ、探求しようという姿勢を持った集団であることを常に目指しています。