教員紹介
吉村 美由紀(よしむら みゆき)
所属
- 大学院 人間発達学研究科 子ども発達学専攻
- 教育学部 子ども学科 学校教育系
- 教育学部 子ども学科 幼児教育・福祉系
職位/役職
准教授
略歴
<職 歴>
・児童養護施設 職員
・児童家庭支援センター 職員
・児童相談所 嘱託相談員
・名古屋文化学園保育専門学校 教員
・日本福祉大学社会福祉実習教育研究センター 実習教育講師
・名古屋芸術大学 非常勤講師
・金城学院大学 非常勤講師
・東海学院大学 講師
・名古屋芸術大学 准教授 現在に至る
<学 位>
・日本福祉大学大学院 福祉マネジメント専攻(福祉マネジメント修士)
【社会活動】
・特定非営利活動法人こどもサポートネットあいち 理事 2008年6月~2024年6月
・全国児童養護問題研究会, 愛知岐阜支部監査 2013年6月~現在
・愛知県現任保育士研修「中堅前期保育士研修」講師 2022年~現在
・『社会的養護研究』(創英社)全国児童養護問題研究会編集 編集部委員(次長) 2022年6月~現在
・岐阜県 社会的養育推進会議委員 2022年10月~現在
・一般社団法人 全国保育士養成協議会 保育士養成研究所, 保育士養成専門委員 2023年5月~現在
・岐阜市要保護児童対策地域協議会 研修講師(小中学校教員・幼児教育保育者対象) 2023年6月~2025年3月末
・北名古屋市男女共同参画審議会, 北名古屋市男女共同参画審議会委員 2024年3月~現在
研究活動
【専門分野】
社会的養護 子ども家庭福祉 ソーシャルワーク
【研究課題】
・社会的養護における子どもへの援助(暴力・いじめの課題、自立支援・小規模化における援助)
・子ども家庭福祉における相談援助
・地域における子育て支援のあり方
・児童養護施設・乳児院等の働きやすい職場環境づくり
【所属学会】
・日本保育学会
・日本社会福祉学会
・日本福祉大学学内学会
・日本子ども虐待防止学会
・日本保育ソーシャルワーク学会
・全国児童養護問題研究会
・全国児童相談研究会
・あいち保育研究所
・日本質的心理学会
・M-GTA研究会
・TEAと質的探求学会
【研究業績】
・『ひとり親家庭生活支援事業(ホームフレンド)の実際と課題』(共著)
名古屋芸術大学短期大学部 研究紀要第39号 2007年3月
・『児童養護施設における子育て短期支援事業
-利用家族の実態と支援のあり方-』(単著)
「子どもと福祉」編集委員会編 子どもと福祉Vol2
明石書店 2009年7月
・『児童養護施設退所者の高校卒業後の進学における考察
~進学に至ったプロセスの視点から~』(単著)
名古屋芸術大学短期大学部 研究紀要第32号 2011年3月
・『児童養護施設における大学等進学の課題-高校生・職員の意識調査から―』(単著)「子どもと福祉」編集委員会編 子どもと福祉Vol4 明石書店 2011年6月
・『児童養護施設における暴力の実態に関する考察
―子ども間および子どもと職員間暴力の検討―』(単著)
「福祉研究」第104号 2012年5月
・『児童養護施設における自立支援についての一考察
―高校進学前後の課題に着目して―』(単著)
東海学院大学紀要第6号 2013年4月
・『社会福祉実習教育の改善第一報』(共著)
東海学院大学紀要第6号 2013年4月
・『児童養護施設における施設内暴力に関する研究
-子どもから職員への暴力の背景と対応過程に視点をおいて-』(単著)
名古屋芸術大学研究紀要第35巻 2014年3月
・『ファミリーホームの養育に関する調査研究
-子どもとの豊かな関係・生活づくりに向けた課題の検討』(単著)「子どもと福祉」編集委員会編 子どもと福祉Vol7 明石書店 2014年6月
・『児童養護施設における職員から子どもへの暴力の生じる背景と過程』名古屋芸術大学紀要第36巻 2015年 (単著)
・『児童養護施設の小規模化について子どもと職員の語りから考える』岡崎女子大学岡崎女子短期大学研究紀要第49号 2016年3月(共著)
・『社会的養護施設の職員養成について考える-施設に就職を希望する学生のための養成講座を振り返る-』岡崎女子大学岡崎女子短期大学研究紀要第50号 2017年3月(共著)
・「児童養護施設職員の困難事項の考察―若い職員の語りから考える―」名古屋芸術大学人間発達研究所 年報 第7巻 2018年9月(共著)
・「児童養護施設の小規模化への移行と課題―子どもの視点から―」日本の科学者Vol8 2019年8月(単著)
・「児童養護施設の職場環境に関する研究 ― 出産・育児中の職員が働き続けられる要件の考察 ー」名古屋芸術大学人間発達研究所 年報 第10巻 2022年4月(共著)
・「子育て家庭の食料配布支援と生活状況に関する研究:ニーズ把握調査に向けた考察 」名古屋芸術大学研究紀要 44, 311-320, 2022年(単著)
・「社会的養護の職場環境とこれから ―働き続けられる要件の考察 」社会的養護研究 4 ,38-47, 2024年6月(単著)
・「社会的養護経験者の家族形成と子育てのプロセスに関する研究 」日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2024年4月 - 2028年3月(研究代表者)
【著 作】
・『しあわせな明日を信じて 作文集 乳児院・児童養護施設の子どもたち』
長谷川眞人監修(共著)福村出版 2008年7月
・『保育士をめざす人の福祉施設実習』愛知県保育実習連絡協議会
「福祉施設実習」編集委員会 編 (共著)
みらい 2011年4月
・『どうしよう こんなとき!-児童養護施設の若き実践者のために-』
特定非営利活動法人こどもサポートネットあいち編(編集代表)
三学出版 2011年6月
・ 『しあわせな明日を信じて2
作文集 乳児院・児童養護施設の子どもたち・3年後の便り』
長谷川眞人監修(共編著)福村出版 平成2012年4月
・『施設で育った子どもたちの語り』(編集代表)
施設で育った子どもたちの語り編集委員会編
明石書店 平成2012年6月
・『生活を創る子どもたちを支えて 社会的養護を支援するNPO法人「こどもサポートネットあいち」の5年間』(編集代表)福村出版 2013年6月
・『子どもの社会的養護内容』 堀場純矢編(共著)福村出版 2013年
・『保育士をめざす人の福祉施設実習 第2版』愛知県保育実習連絡協議会『福祉施設実習』編集委員会編 2013年(共著)みらい
・『しあわせな明日を信じて3 ―作文集 乳児院・児童養護施設の子どもたち6年後の便り―』長谷川眞人監修(共編著)三学出版 2016年3月
・『みらい×子どもの福祉ブックス 児童家庭福祉』喜多一憲監修 2017年11月(共著)みらい
・『五訂 保育士養成課程 福祉施設実習ハンドブック』喜多一憲監修(共編著)みらい2019年1月
・『加除式 医療福祉相談ガイド」改定』(共編著)中央法規 2019年3月
・『みらい×子どもの福祉ブックス 社会的養護Ⅱ』喜多一憲監修(共著)みらい 2019年9月
・『みらい×子どもの福祉ブックス 子ども家庭福祉 改訂』喜多一憲監修(共著)みらい 2020年3月
・『令和1年度 児童養護施設の働く環境に関する調査研究―職員が継続的に働ける職場および再就職が可能な研究について―』特定非営利活動法人こどもサポートネットあいち編(共著)2020年3月
・『「そだちあい」のための 社会的養護』遠藤由美編著(共著)ミネルヴァ書房2022年3月
・『「そだちあい」のための 子ども家庭支援』吉村美由紀(編著) ミネルヴァ書房2022年4月
・『施設実習ガイドブック 実践的スキルを身につける』児玉俊郎(監)吉村美由紀・吉村譲・藤田哲也(編著)みらい 2025年3月
授業科目
社会的養護Ⅰ
子ども家庭支援論
子育て支援
社会福祉
社会福祉概論
子ども学総論
子ども学演習
基礎演習
専門演習
卒業研究・卒業論文
施設実習指導1
施設実習指導2
施設実習Ⅰ
施設実習Ⅱ
保育所実習指導1
保育所実習Ⅰ
介護等体験
その他①
【受験生の方へのメッセージ】
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春がくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
金子みすゞ
私の好きな「星とたんぽぽ」の詩です。青い空の星は、一見目に見えなくとも、しっかりとそこにあります。たんぽぽは、アスファルトの隙間などで少しの土と水であってもそこに根を張って生きている、力強さがあります。地上からは見えない、目の前には見えない、「必ずそこにあるもの」が世の中にはたくさんあります。
普段の生活の中で、人と出会いながら目の前には見えないものが見える、“心の目”をもつことを大切にしています。大学生活の中でたくさんの体験をして、子どもたちの心、お子さんを育てている親御さんの心情、さまざまな社会・環境・境遇の中で生活している人々の心・思いに寄り添ったり、思いはかることを大切にしながら、共に学び合えたら嬉しいです。
そして、子どもと子育て家族・子ども福祉実践にかかわる社会的課題と向き合いながら、よりよい社会、関係性とは何か、探求・追究し続けていきたいと思っています。