教員紹介
早川 知江(はやかわ ちえ)
所属
- 大学院 人間発達学研究科 子ども発達学専攻
- 教育学部 子ども学科 共通科目等担当
- 教育学部 子ども学科 学校教育系
職位/役職
准教授/教務学生主任
略歴
愛知県出身
2000年 南山大学文学部英文科卒
2006年 東北大学国際文化研究科博士課程修了
博士(国際文化)
研究活動
【専門分野】
小学校英語教育、絵本分析、言語学(選択体系機能理論)
【研究課題】
小学校外国語の指導技術向上、小学校外国語授業への絵本利用、英語絵本読み聞かせ技術指導、絵本における文と絵の関係性、言語学理論(選択体系機能理論)を用いたテクスト・画像の分析
【所属学会】
小学校英語教育学会(JES)、日本機能言語学会(JASFL)
【研究業績】
*過去5年間のもの(それ以前のものにつきましては、下記リンクからResearch Mapをご参照ください)
2017年3月「「外国語活動」と絵本:言語理解における絵の役割」『名古屋芸術大学教職センター紀要』第5号 pp43-54.
2017年3月「英語授業での絵本の利用—語彙文法理解への絵の役割—」『名古屋芸術大学研究紀要』第38巻 pp233-248.
2017年7月「絵本の文と絵の補完関係」『機能言語学研究』第9巻 pp73-95 日本機能言語学会
2017年10月「絵本の中の「いたずら」:SFLの枠組みで効果を語る」『Proceedings of JASFL』 Vol. 11: pp17-27 日本機能言語学会
2018年3月「小学校「外国語活動」と「外国語」:共通教材としての絵本」『名古屋芸術大学教職センター紀要』第7号 pp39-52.
2018年3月「絵本の絵を分析する——マルチモーダル・リテラシー教材開発のための枠組み紹介と検証」『名古屋芸術大学研究紀要』第39巻 pp229-245.
2018年10月「絵の中の結束性:Painter, et al.のシステム拡充」『Proceedings of JASFL』 Vol. 12: pp61-70 日本機能言語学会
2019年3月「英語の読み書きを教えるための絵本活用の妥当性——フォニックスの観点から——」『名古屋芸術大学教職センター紀要』第8号 pp119-133.
2019年3月「英語教材としての絵本と結束性——小学校「外国語活動」教材Let’s Try!の挿絵の分析——」『名古屋芸術大学研究紀要』第40巻 pp233-246.
2019年9月「絵本の中の結束性:絵と絵をつなぐシステム」『機能言語学研究』第10巻 pp37-53 日本機能言語学会
2019年10月「絵本の中の視点:文と絵による具現と組み合わせ」『Proceedings of JASFL』 Vol. 13: pp15-25 日本機能言語学会
2020年3月「小学校「外国語」科における絵本利用法の提案:フォニックスの観点から」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第9号 pp125-140.
2020年3月「小学生の英語学習を助ける絵のはたらき——視点の選択システムから見るWe Can! 中の絵本——」『名古屋芸術大学研究紀要』第41巻 pp225-240.
2020年10月「小学校「外国語」教材中の絵本:ことばを補助する挿絵の「わかりやすさ」」『Proceedings of JASFL』 Vol. 14. pp27-40 日本機能言語学会
2021年3月「小学校「外国語」「外国語活動」における絵本読み聞かせ技術の向上をめざして」『名古屋芸術大学研究紀要』第42巻 pp267-288.
2021年3月「キャリア意識醸成のためのアクティブラーニング:「アートプロジェクト2」絵本読み聞かせプロジェクトでのリサーチ活動」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第10号 pp105-120.
2021年12月「英語絵本読み聞かせに活用できる英語表現集の開発 小学校外国語教育における読み聞かせ技術の向上を目指して」『Proceedings of JASFL』 Vol. 15: pp1-14. 日本機能言語学会
授業科目
英語1、2
英語リテラシー1
外国語科指導法(英語)
外国語(英語)
英語学概論
アートプロジェクト2
子ども学総論
子ども学演習
その他①
【講演可能なテーマ〈生涯学習講座など〉】
「音で遊ぶ英語の絵本」
英語の絵本を読みながら、「ことばの内容」だけでなく、「ことばの音」にも意味があることを楽しく学び、ことばに対する理解を深めましょう。やさしい絵本を使うので、英語が得意じゃなくても大丈夫です。
「絵本の絵とことばの関係」
絵本の文と絵は、必ずしも同じ内容を表しているとは限りません。絵が、文にない内容を付け足したり、大げさにしたり、時には文と反対の内容を表したり…。易しい英語の絵本を使い、文だけを訳してどんな絵がついているか予想し、後から実際の絵を見てみましょう。ことばと絵の意外な組み合わせが、絵本を豊かに面白くしていることに気付きます。
「絵本の中のいたずら」
絵本の絵の中には、いろいろな「いたずら」が仕掛けられています。本文には全然出てこないキャラクターがいつも隅っこに描かれていたり。同じ部屋を描いた絵なのに、ページごとに壁に掛けられた絵が少しずつ変わっていったり。そんな、思わずクスリと笑ってしまういたずらを探しながら、絵本には、文によるストーリー以外にも楽しむ要素がたくさんあることを学びましょう。
「伝わる英語の発音」
英語はいまや世界の「共有語」。ネイティブのような発音ができなくても、伝わればいいと思って堂々と話しましょう。でも、誤解なく「伝わる」ためには、発音にちょっとしたコツが要るのです。
「英語絵本の読み聞かせでやり取りを引き出そう」
Eric CarleのFrom Head to Toeという絵本を読みながら、一緒に体を動かしてみましょう。絵本を楽しみながら、子どもの反応を引き出す具体的な方法やコツを学びます。
【受験生へのメッセージ】
教育学部 子ども英語コースでは、子どもたちにコミュニケーションの楽しさを伝えられるよう、小学校英語の指導法を専門的に身につけます。英語教育は、「自分のことを話したい」「相手の言うことをわかりたい」「伝わると楽しい」という心を育むところから始まります。ことばを通して分かり合う喜びを子どもに実感してもらえるよう、一緒に指導技術を磨きましょう。