幸せが体感できる芸術を、より身近なものに。
芸術は、自身から湧き出るクリエイティビティによって誰かに幸福を与えられる、とても魅力的なものです。しかし私は、音楽・アートイベントのプロデュースを通して、作品を素晴らしいと感じる思いと作品を手に入れる行為の間には、大きな隔たりがあると感じました。そのため、幸せを体感できる芸術をより身近なものにさせるためにも、その大きな価値を社会に広めていく必要があると決意に至りました。
2024年4月より学長に就任したわけですが、私は芸術大学の教員として学生には社会と接点を持つ重要性を説いています。例えばアートフェアでは学生の作品を展示・販売することで、学生にアートの価値を体感させたり、社会経済を肌で感じさせたりしています。AI技術が日常生活に参入する昨今、社会に求められるのは感性やセンスの鋭い人です。それらは生まれ持った才能ではなく、知識や経験の蓄積から磨かれるものです。芸術大学で学ぶことで感性やセンス、クリエイティビティを磨き、幸せを呼び寄せる芸術の未来を牽引する成功者になって欲しいと願っています。
名古屋芸術大学 学長/教授
來住 尚彦(きし なおひこ)
早稲田大学理工学部卒業後、現TBSホールディングスに入社。
『赤坂サカス』立案、コンサート、舞台、イベントをプロデュース。
2015年一般社団法人アート東京設立。日本最大級の国際的アートフェアのエグゼクティブプロデュース。そして、文化庁「戦略的芸術文化創造推進事業『美術における地方発市場拡大等の取組に関する企画運営業務』企画案選定委員会」委員、また観光庁「観光戦略有識者会議メンバー」。
2025年大阪・関西万博にて各国からのVIPをもてなす迎賓館のアートプロデューサーを務めた。また、内閣府を始め、外務省、経済産業省、厚生労働省、文化庁、観光庁、並びに100カ国以上の駐日各国大使館及び地方自治体と連携し、芸術文化を通じた国際交流の場を創出。