NUA Records「NUA Showcase 2025」が配信開始されました!
2026.05.11
音楽領域
NUA Recordsより、「NUA Showcase 2025」がApple Music、Spotify、Amazon Music、LINE MUSICなど主要ストリーミングサービスで配信スタートしました。
本作は本学プロフェッショナルアーティストコース、大学院演奏専攻の優秀な学生たちが演奏し、サウンドメディア・コンポジションコースの学生が制作・録音を担当したアルバムです。
榊原 未来(プロフェッショナルアーティストコース)
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アーティストについて
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、名古屋芸術大学プロフェッショナルアーティストコースに全額特待生として入学。2025年度前期は交換留学生としてドイツ・デトモルト音楽大学に在籍。なごや青少年ピアノコンクール プロフェッショナル部門および総合第2位、特別賞として名古屋市長賞を受賞。ショパンコンクール in Asia 全国大会金賞・アジア大会銀賞のほか、ブルクハルト国際音楽コンクール全国大会第2位、東京国際ピアノコンクール大学1年生部門最高位、京都国際音楽コンクール大学生・一般の部銀賞など、国内外の主要コンクールで評価を重ねる。2023〜2025年度 山田貞夫音楽財団奨学生。現在、川田健太郎、今野尚美の各氏に師事。 -
作品について
このアルバムは、榊原未来の2回目のセッションレコーディング音源で、ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》がプログラムされています。
榊原によると、「ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》は、絵画を鑑賞しながら歩く時間と、その中で静かに変化していく内面の感覚を音楽として描いた作品である。本作では、各曲を明確な情景描写として捉えるよりも、絵の前に立ったときにふと立ち現れる感情や記憶の揺らぎに耳を澄ませることを大切にした。プロムナードは「移動」ではなく、自分自身の内側へと視点が移ろっていく時間として捉え、響きの余韻や沈黙の中に生まれる感覚を丁寧に紡いでいる。聴き手それぞれの記憶や想像が重なり合い、ひとりひとり異なる展覧会が心の中に映し出されることを願っている。」とのことです。 -
アートワークについて(ヴィジュアルデザインコース:竹内 智琉)
青みがかったグレーを基調に、「絵画に応えるように歩き回る鑑賞者の足元」をモチーフとして抽象的な展覧会のイメージを制作しました。特に静謐さや余白を含む空気感を大切にし、感覚を抽象化することを意識しました。繊細なタッチで感情の揺らぎや美しさを描き、細部を描き込みすぎない余白のバランスでそれを表しています。また、鉛筆は美術の中では光と影を捉える基本となる画材なので、楽曲の明るい曲調とその裏側にあるコントラストの要素を拾うために画材として選びました。このアートワークを通して、楽曲の持つ魅力がより深く鑑賞者に届くきっかけとなれば幸いです。
石川 奈々歩(大学院)
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アーティストについて
三重県桑名市出身。これまでにフレチラ=ズロアガ賞国際ピアノコンクール(スペイン)セミファイナリスト、松方ホール音楽賞奨励賞、エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第3位等に入賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学卒業。名古屋芸術大学大学院音楽研究科を理事長賞を得て首席修了。現在、同大学ディプロマコース在籍。川田健太郎、横山幸雄の各氏に師事。令和7年度宗次エンジェル基金/公益財団法人日本演奏連盟新進演奏家国内奨学金制度奨学生。 -
作品について
このアルバムは、石川奈々歩の初のセッションレコーディング音源で、J.S.バッハ:《平均律クラヴィーア曲集》第1巻第15番と、ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番といったチェンバロのために作曲された曲を、現代のコンサートグランドピアノで演奏した音源です。
石川によると、「対位法による緻密な構築と、ソナタ形式による明晰な構成。表現の方法は異なるが、音楽を論理的に組み立て、そこに感情を宿す姿勢には共通点がある。二つの作品を続けて聴くことで、鍵盤音楽がどのように受け継がれ、変化してきたのかを自然に感じてもらえればと思う。」とのことです。 -
アートワークについて(ヴィジュアルデザインコース:酒井 小春)
「Konstruktion」はドイツ語で設計、構造、仕組みを指す言葉です。構造的なデザインに加え、収録されている二つの楽曲の理論的かつ感情的な部分や、それらの組み合わせの変化を表現しました。線や図を用いてバッハとハイドンの特徴を捉え、楽曲を想像させるような配色に仕上げました。
小柳 さら(プロフェッショナルアーティストコース)
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アーティストについて
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、名古屋芸術大学芸術学部プロフェッショナルアーティスコースを首席で卒業。現在、同大学院、音楽研究科1年に特待生として在籍。第12回岐阜国際音楽コンクール大学の部第1位。第32回日本クラシック音楽コンクール大学の部第5位。学内選抜にて定期演奏会、室内楽の夕べ、卒業演奏会などに出演。これまでにセントラル愛知交響楽団、名古屋芸術大学フィルハーモニー管弦楽団と協演。パリ・エコール・ノルマル音楽院ディプロマを首席で取得。2022年度、2023年年度山田貞夫音楽財団奨学生。2025年度大幸財団丹羽奨励生。これまでに、吉岡千恵、隈本浩明、東誠三、尾関佳奈、中沖玲子、山田敏裕、川田健太郎の各氏に師事。 -
作品について
このアルバムは、小柳さらの初のセッションレコーディング音源で、ショパン、スクリャービンがプログラムされています。
小柳によると、「ショパンからスクリャービンのピアノ作品は、内面世界の深化と変容をたどっています。ショパンの詩的で内省的な語りからスクリャービン初期の恍惚的な響きへと移ろい《黒ミサ》において象徴的かつ儀式的な精神体験へ到達します。アルバム名『Nocturnal Visions』は日本語で「夜の幻視」と訳し、夜の暗くて沈黙の中にあらわれる感情をイメージしていただけたらと思います。祈りから内省への続く、ひとつの心の流れを意識しながら演奏いたしました。」との事である。 -
アートワーク(ヴィジュアルデザインコース:谷 唯花)
アルバム名『Nocturnal Visions(夜の幻視)』から、夜の静けさの中にあらわれる感情や幻想的なイメージを表現しています。色は青や水色などの寒色を中心に、黒と白を加えることで夜の深さや光を感じられるようにしました。また、全体をグラデーションで構成し、曖昧で幻想的な雰囲気を意識しています。音楽の持つ静かな内面世界を、夜のイメージとして視覚化しました。
堀江 七海(大学院)
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アーティストについて
石川県出身。名古屋芸術大学音楽領域声楽コース卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻修了。第78回全日本学生音楽コンクール名古屋大会本戦第3位受賞。第27回長江杯国際音楽コンクール第1位及び、理事長賞受賞。これまでに、オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ役、「フィガロの結婚」伯爵夫人役、「魔笛」童子役で出演。また、ベートーヴェン「第九」やシューベルト「ミサ」などのソリストを務める。山田貞夫財団奨学生。声楽を松波千津子氏に師事。 -
作品について
このアルバムは、堀江七海による初のセッションレコーディング作品であり、オペラアリアの王道レパートリーを中心に構成されています。
堀江によると、「バロック、古典派、ロマン派という三つの時代の声楽作品を通して、各時代における様式と感情表現の違いを探ることをテーマに制作しました。また声楽は、人の声を中心とした最も身近な音楽であり、喜びや悲しみ、愛情といった心の動きが自然と歌となって表れる芸術です。音楽史において各時代は独自の美意識と表現様式を持ち、それは声の扱い方や音楽語法にも色濃く表れています。芸術を『生きる形』として捉え、時代ごとの様式を理解した上で演奏者としての表現を探るため、バロックのヘンデル、古典派のモーツァルト、ロマン派のベッリーニの作品を取り上げ、各時代の声楽表現を考察し録音しました」とのことです。 -
アートワーク(ヴィジュアルデザインコース:松田 真優子)
このアルバムでは異なる時代のアリアを収録しているため、波模様で時代の流れを表現し、3色のグラデーションによってそれぞれの時代性を表しました。さらに、その波の中に女性のシルエットを重ねることで、喜びや悲しみ、愛情といった心の動きが、自然と歌となってあふれ出す様子を表現しています。