お知らせ

2022年6月18日(土)人間発達研究所主催「文化創造セミナー」が開催されました。

2022.07.07

子ども学科

2022年6月18日(土)
人間発達研究所主催の「文化創造セミナー」が行われました。

今年の講師は、本学の卒業生である村岡ケンイチ氏をお迎えし、似顔絵セラピーについて学びました。
SDGsの目標「3.すべての人に健康と福祉を」「4.質の高い教育をみんなに」にも当てはまる講演内容で、人との関わり、人間の尊厳について知識を高め教育者・保育者としての専門性を高めることを目的としました。
教育学部の1年生と人間発達学部の2年生は、対面で直接講演を聞き、3,4年生他学生と教職員はZoomで視聴しました。

最初に、溝口学部長から挨拶と、講師についての紹介があり、
講演では、最初に村岡さんの活動の様子を視聴しました。
その後、「似顔絵セラピー」の取り組みを、実際の画像と手作りの紙芝居(スライド)から学びました。

村岡さんの「似顔絵セラピー」の特徴は、「絵描きがただ表現するのではなく、コミュニケーターとなり患者さんの病気をされている状況を描くのではなく、元気だった時を想像し、好きだった事・夢・仕事・家族との想い出・過去・現在・未来すべて患者さんの人生をお聞きしながら作家のフィルターを通しそっとお返しする。絵描きがコミュニケーターとして患者さんが持っているいい個性を似顔絵を通して表現します。」(http://www.nigaoe-therapy.jp/what.html より引用)とあります。
実際に「似顔絵」を描く際の、コミュニケーションの方法やその人らしさを描く為の「生きてきた証」を見つけるための会話術も学びました。

紙芝居の事例では、参加者もドキドキしながら話の展開を楽しく聴き、また、現在行っている村岡さんの活動についてのお話もあり、講演終了後は、学生からの感想や質問もありました。
最後に、安部学科長からお礼の挨拶があり、会場からの大きな拍手と共に講演会を終了しました。

名古屋芸術大学では、芸術大学にある教育学部として、子どもたちに「心の栄養」を育む アートの感性を持った教育者・保育者の養成に努めています。