工芸コース

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コースの概要

「素材」を生かし自分と世界がつながる方法を探る

陶土に触れた時の感覚や、ガラスの熱く輝く姿へのときめきは、リアルな体験から生まれるものであり、実感なくして真実は語れません。陶芸もガラスも、器からステンドグラスなどの私たちの生活に密着したものからアート作品まで、どんな表現にも対応可能な魅力をもった素材です。陶芸では手びねり、ろくろ、型による成形、ガラスでは吹きガラス、研磨、鋳造など多様な技法を学びながら、素材の特性を生かし、制作過程で表情が変化する素材と向き合いながら、独自の表現世界へと導きます。どのように思いや考えを実現すべきか、綿密な対話を重ねて、デジタル化の進む現代においてであっても、手で作ることの意味を問い続けながら自己表現を追求し、世界とつながる方法を見つけます。

身につく能力

  • 素材の魅力とともに、自分の魅力を引き出す力(主張する力)
  • 身体・思考を通した制作プロセス(つくる力)
  • 時代を読み解く力(考察する力、判断する力)

学生インタビュー

名古屋芸術大学 工芸コースの「今」をご紹介。

授業とカリキュラム

1年次
ファンデーションで多くの素材や技法に触れ、芽生えた好奇心を最大限に広げます。 素材が変化する過程、素材から得た感覚、技法、思考などのあらゆる方向から可能性を導き、2年次からの主となる素材・コース選択へとつなげます。
2年次
陶やガラスの素材を深く知るためには、たくさん作ることが必要不可欠です。 手を通して素材の特性を知ることで、思考も技術も向上していきます。素材の持つ多くの表情から可能性を見出し、表現の幅を広げていくことを目指します。
3年次
これまで培った素材との関わりを、思考を伴った展開へと導きます。 陶・ガラスの素材再解釈、自己の表現分析などを通し、言語を伴った客観的視点や意見を確立させて、判断する力・主張する力を身につけます。
4年次
4年間の集大成であり、また社会や世界に羽ばたくための助走期間となります。 テーマ、コンセプト、素材、技法など、多面的・多視点で積極的なアプローチを行います。心と体と頭で、時代を読み解く表現・自己を展開・確立していきます。

主な進路実績

目指せる主な職種・職業

陶芸家/ガラス作家/陶芸教室講師・ガラス教室講師/プロダクトデザイナー(陶磁器・ガラス)/ガラス工房技術員/学芸員/美術科教員(中学校・高等学校)/工芸科教員(高等学校) など

卒業後の主な進路

愛知県陶磁美術館/セラミックパークMINO/富山市ガラス美術館/岡崎ガラス工房葵/石塚硝子株式会社/曽我ガラス株式会社 など

  • 参考:アートクリエイターコース(陶芸・ガラス)進路実績

教員紹介

工芸分野領域横断プロジェクト

関連リンク