コースの概要
確かな造形力を養い、人に役立つ「モノ」をデザインする
日々の生活の中で必要な「モノ」や「コト」を、デザインの力で改善することで、快適な生活に変えていく技術を学びます。たとえば、生まれたての赤ちゃんに必要な哺乳瓶をつくるとしたら、どんなデザインがよいかを様々な視点で考えます。お母さんの体と似ている形や素材で、お湯の分量が一目でわかり、片手で持ちやすく、常に衛生を保つことができる、というふうに赤ちゃんとお母さんのことを考えることが大切です。こうした様々な生活シーンやあらゆる年代の課題を、デザインの力で解決していくことを目指します。本コースでは、これからの人と社会に向けて新たなデザインを提案できる能力を養います。
身につく能力
- ものごとを立体的に考えられる力
- 様々なシーンや立場から、物事を多面的に視る力
- より良いデザインを社会へ提案・発信する力
授業とカリキュラム
- 1年次
- デザイン領域共通カリキュラム「ファンデーション」によって、オールラウンドにデザインを学び、専門分野の選択肢を広げます。各コース共通の基礎実技を学び、自分が本当にやりたいこと、向いている分野を見つけることができます。
- 2年次
- 立体を理解し、描く力を養う観察スケッチから始めます。手で使う道具の使い方、製品スケッチ、ペーパーモデルを学び、使う人の立場から製品デザインを行います。3次元立体表現も学び、デザインの面白さや楽しさを体感します。
- 3年次
- スケッチ、図面、模型、表面処理、素材という立体表現技術を身につけます。産学官連携プロジェクトでは、デザインプロセスや商品化の技術を学び、さらに使う人と一緒にデザインを考える手法や人に役立つデザインを習得します。
- 4年次
- 企業デザインインターンシップに参加できるポートフォリオの作成や、企業のデザイン分野の仕事を体験します。卒業制作では、これまでに培った力を生かし、デザイナーとして社会へ羽ばたくデザイン総合力を養います。
主な進路実績
目指せる主な職種・職業
プロダクトデザイナー/インテリアデザイナー/トイデザイナー/家具デザイナー/セラミックデザイナー/商品プランナー/企画コーディネーター/美術科教員(中学校・高等学校) など
卒業後の主な進路
パナソニック株式会社/株式会社LIXIL/ヤマハ株式会社/シヤチハタ株式会社/セイコーエプソン株式会社/ブラザー工業株式会社/株式会社マキタ/ホシザキ株式会社/株式会社GK京都/株式会社ハーズデザイン研究所 など