コースの概要
「創造」のための気づく力・考える力・伝える力を養う
本コースでは、一つの分野を追求するのではなく、デザインする上で重要な「問題の見つけ方」「問題に対する視点の探し方」「視点からの展開の仕方」を学びます。プロダクトやビジュアルといった表現形式にこだわらず、何かを創造する際に共通して求められる大切な力を身につけます。すべての課題で重要なのは、調査、観察、分析などのプロセスです。さらに、つくり上げた作品の意図が、人に正しく伝わり理解されるよう、情報の編集やプレゼンテーション技術も習得します。将来は、デザイン分野にとどまらず、柔軟な考え方で企画、編集、発信することで、社会で広く活躍できる人材を育成します。
身につく能力
- 生活や社会から課題と可能性を見つけ出す力
- 情報を収集し、整理し、分析し、編集する力
- 目的に合う、形、言葉、仕組みを表現する力
授業とカリキュラム
- 1年次
- デザイン領域共通カリキュラム「ファンデーション」によって、オールラウンドにデザインを学び、専門分野の選択肢を広げます。各コース共通の基礎実技を学び、自分が本当にやりたいこと、向いている分野を見つけることができます。
- 2年次
- グラフィック、プロダクト、映像など表現形式にこだわることなく、創造に共通して重要となる観察、分析、発想といった表現に至るまでのデザインプロセスを丁寧に学びます。自分の興味や関心から、得意分野を見極めます。
- 3年次
- 社会の現場で生かせる提案力や表現力を身につけるため、基本となる観察力や編集力をさらに深めます。同時に、プロダクト、ブランディング、イベント、映像など各表現の特性を、実技やプロジェクトを通じて学びます。
- 4年次
- 現代的な価値や課題の発見から最終制作までをプロジェクトとして行う卒業制作を通じて、自分の興味と社会との接点を見定めます。リサーチ、企画、プロデュースに秀でた、多彩な分野で活躍できる力を習得します。
主な進路実績
目指せる主な職種・職業
プランナー/プロデューサー/ディレクター/編集者/デザインリサーチャー/デザイン研究者/コミュニケーター/地方自治体職員/ NPO 職員/美術科教員(中学校・高等学校) など
卒業後の主な進路
株式会社日本デザインセンター原デザイン研究所/株式会社GK京都/デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)/特別非営利活動法人イシュープラスデザイン/株式会社良品計画/株式会社中川政七商店/株式会社ファーストリテイリング など